【Excel】点線が表示される原因と対処法

はじめに

Excelで作業していると、何かの拍子でシート上に「ページ区切り」の点線が表示されてしまうことがあります。

点線が表示されたときのイメージ
※分かりやすくするために「枠線」は非表示

これらの点線は、印刷プレビューや印刷設定でA4などのページサイズ設定が有効になっていることが原因で表示されます。本記事では、そのような点線が表示される操作の例と、点線を解消する方法をご紹介します。


1. 点線が表示される原因

Excelには「印刷ページの区切り」を視覚的に示す機能があります。以下は、点線が表示される原因となる一般的な操作例です。

  1. 印刷プレビューを確認した: Excelで印刷プレビューを確認すると、自動的にページ区切りが有効になり、シート上に点線が表示されることがあります。
  2. [ページレイアウト] タブからページ設定を変更した: 特に用紙サイズをA4などの標準的なサイズに設定すると、シートのどこまでが1ページ目、2ページ目なのかを示すための区切り線が表示されます。
  3. [余白] や [印刷範囲] などの設定変更を行った: これらの設定を行う際にも、自動的に区切りが調整され、点線が表示されることがあります。

2. 点線を解消する方法

点線を消すためには、主にページ設定を「1ページ」や「1ページに収まる」などに設定する方法があります。以下に詳細を示します。

  1. [ページレイアウト] タブを開く
    • Excelのリボン上部にある [ページレイアウト] タブをクリックします。
  2. [ページ設定] を確認する
    • [ページレイアウト] タブ内にある [拡大縮小印刷] や [ページ設定] のグループを探します。
    • 「用紙サイズ」がA4などの固定サイズになっている場合、これを「1ページ」や「1ページに収める」に変更できます。
  3. [拡大縮小印刷] で1ページ設定にする
    • [ページレイアウト] → [ページ設定] ダイアログを開き、[ページ] タブにある [拡大縮小印刷] を選択します。
    • [次のページ数に合わせて印刷]のオプションにチェックを入れ、「横1 × 縦1 ページ」に設定してください。
    • こうすることで、ページ区切りが一意になり、A4のような物理サイズに合わせるのではなく、シート全体が1ページとして扱われます。

3. まとめ

  • Excelで点線が表示される大半の理由は「ページ区切り」が有効になっているためです。
  • 印刷プレビューの閲覧や印刷範囲、余白、用紙サイズ設定の変更などを行うと、自動的に点線が表示されやすくなります。
  • 点線を気にせず作業したい場合は、[ページレイアウト] タブ→[ページ設定] から「1ページに収まる」設定にしておくと便利です。

意図しない点線が表示される場合は試してみてください。

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