解析などで元のデータを関数を使って加工する時、空白やエラーがあると正しく表示されない場合があります。
例えば、こちらはC列の乱数に対して、INT関数で整数にしたところ空白のところが0になっています。
データの変換方法(INT関数で整数にする)は同じまま、今度は元データに数字では無く文字を入れました。すると加工されたD列ではエラーとなってしまいます。
そのまま使っても問題ない場合は、もちろん無視しても良いですが以下の場合は問題が出てしまいます。
- このデータを集計する場合:SUMやAVERAGEで集計するときにエラーが出たり、集計結果が誤って出てしまいます。
- このデータをグラフにする場合:0だけでなく、エラーも0となってしまうため本当に0ではないものがプロットされたり、近似式で誤って使用されてしまいます。
これを回避するために、関数で条件を組みます。
ケース1の空白については、以下関数で除くようにします。
参照する箇所が空白かどうかを判断し、空白の場合はそのまま空白を入れました。
空白の判断はISBLANK関数で行っても良いと思います。
次にケース2のエラーの場合は、参照先だけでなくその後使用する関数も含めてISERROR関数でエラーでないかどうか判断し、エラーの場合は空白としました。
これで集計する場合は適切に計算されるようになりました。
もしグラフに使う場合は空白は0となってしまうため、NGの場合の出力を空白では無く#N/Aとしてみてください。グラフから除かれるようになります。
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【Excel】 サンプル公開
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